みなさん、こんにちは。茜会です。
老後の生活費については、婚活をしている方にとっては共通の心配事です。生活費が心配なので、婚活をしているといっても過言ではありません。一人で生活していけるか不安なので婚活を始めたという方も多いのではないでしょうか。男性、女性とも安定した収入がなくなり、年金しか収入源がなくなる方がほとんどなので、そういった方は、少しでも生活費を節約して生活していきたいはずです。こうした老後の生活費不安を解決する有効な手段の一つが中高年再婚です。今回は、データに基づいて中高年再婚が生活費にもたらすメリットと、シニア婚活を始めるべき理由について詳しく解説していきます。
老後の生活費は?
総務庁の調査によると60代独身の平均的な生活費は、150,000〜160,000円とされています。これはあくまで平均で、持ち家なのか借家や賃貸なのかによって大きく違いがあります。また地域などによっても多少の違いが出てきます。大体これくらいは必要で年金生活をしている方にとってはかなりギリギリの生活となるはずです。
結婚をすることで変わってくる生活費
老後に必要な1ヵ月あたりの生活費(令和3年度)
項目 |
独身 |
夫婦 |
食料 |
36,322円 |
65,789円 |
住居 |
13,090円 |
16,498円 |
光熱・水道 |
12,610円 |
19,496円 |
家具・家事用品 |
5,077円 |
10,434円 |
被服および履物 |
2,940円 |
5,041円 |
保健医療 |
8,429円 |
16,163円 |
交通・通信 |
12,213円 |
25,232円 |
教育 |
0円 |
2円 |
教養娯楽 |
12,609円 |
19,239円 |
その他の消費支出 |
29,185円 |
46,542円 |
上記合計(消費支出) |
132,476円 |
224,436円 |
非消費支出(税金や保険料等) |
12,271円 |
30,664円 |
総合計 |
144,747円 |
255,100円 |
Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支|家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)|総務省統計局
重要なポイント:夫婦で生活することで、一人当たりの生活費を月額約3.4万円も節約できることがわかります。
老後に受け取れる年金額
年金受給額の平均月額
年度 |
老齢基礎年金(国民年金) |
老齢厚生年金(厚生年金) |
平成28年 |
55,373円 |
145,638円 |
平成29年 |
55,518円 |
144,903円 |
平成30年 |
55,708円 |
143,761円 |
令和元年 |
55,946円 |
144,268円 |
令和2年 |
56,252円 |
144,366円 |
参照:令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況|厚生労働省
このように実際に受け取れる年金額だけでは一人で生活していくことは難しそうです。そこで有効なのが、配偶者を得て、2人で生活していくことです。
高齢者の平均的な生活費
老後の収入には公的年金である老齢年金がありますが、原則65歳から受け取ることができます。ですので、老後の生活費はそこから捻出することになります。家計としては、老齢年金額(=収入)-生活費(=支出)という収支になりますので、このバランスが大切です。平均的な老齢年金額は夫婦で月額約22〜23万円となり、それに対して老後の世帯生活費の平均は月額約26〜28万円程度となっているので、毎月約4〜6万円が不足が出るということになるのです。かなり不足することがお分かりいただけると思います。それを補うには、貯金を切り崩すか、副収入などを得るか、節約をするなどの手段が考えられます。老後の有効な資金プランを立てておかないといけません。
老後の生活の楽しみ方
一方で、ある調査によると、老後の生活を楽しむための支出としては次のようになっています。「旅行やレジャー」が60%で半数以上を占め、次いで「趣味や教養」が50%、「日常生活の充実」が50%と続きます。ほとんどの方は、老後はこのような余暇の使い方をして楽しみたいと願っていることが分かりました。そのためには生活費を節約しないといけません。
老後の生活費の不安
このような結果を見ても明らかのように、実際的な生活の希望と収入の差に不安を感じている方は少なくありません。老後の生活はやはり楽しみたいと願う一方で、生活にゆとりがないので、余生を楽しめないという方も多いはずです。貯金を切り崩したり、労働を続けたりということもありますが、もう一つ有効な手段としては、家族を得るということがあります。老後の生活を一緒にできるパートナーをえることは生活費にもプラス面が多いのです。
健康状態で生活費も変わる
健康寿命についても高齢者世帯では大きく生活費が変わってきます。平均寿命となる年齢まで健康的な生活を送れるとは限らず、高齢期になると医療費がかさむということがあるからです。これは生活費にかなりの負担となるのです。厚生労働省の令和2年版厚生労働白書によると、平均寿命と健康寿命の差は、男性で8.84年。女性では12.35年となっています。つまり、高齢者世帯ではこの期間にかかる医療費の負担はかなり大きいのです。病院や介護にかかる費用、高齢者施設に入居するなどの支出が増えるとかなりの負担増が見込まれます。そして自立生活がおくれなくなると、助けを求めなければいけないので、ヘルパーさんを雇ったり、高齢者住宅に入居しないといけなくなります。
再婚をして夫婦となるのがよい!
このように高齢者となると生活費の不安が増えるので、その不安を回避するには一緒に生活をするパートナーを得ることが何よりも安心材料となります。
単身よりも夫婦世帯が良い理由
単純に単身世帯にかかる支出は2倍になることがないので、一人より二人のほうが効率的に生活できるということがあります。住居費や食費などの基本的な生活費が節約できます。二つ目は、二人のほうが収入が増えるので、収入にゆとりができるということがあります。三つ目としては、精神的な安心感が得られるという点も考えられます。一人で生活をしていると、健康面や経済面など不安がつのり、気持ちにもゆとりがなくなってきます。ですので、やはり一緒に生活ができるパートナーを得て、気持ちにゆとりを持ち生活していくことが何よりも有効です。
中高年再婚が生活費に与える5つのメリット
1. 直接的な経済効果
中高年再婚の最も分かりやすいメリットは、月額約3.4万円の節約効果です。これは年間で約40万円の余裕が生まれることを意味し、10年間で考えると400万円もの大きな差となります。住居費や光熱費、食費などの基本的な生活費を二人で分担することで、一人当たりの負担が大幅に軽減されるのです。
2. 収入の増加効果
再婚により世帯収入も増加します。夫婦合算の年金収入により、単身世帯と比べて経済的な基盤がより安定します。また、どちらか片方がまだ働いている場合には、さらに安定した経済基盤を築くことができ、老後の生活により一層の余裕をもたらします。これにより、趣味や旅行などの楽しみにも資金を回すことが可能になります。
3. リスクの分散効果
一人暮らしでは、病気や怪我により収入が途絶えるリスクが大きな不安要素となります。しかし、再婚により二人の世帯となることで、このような収入源断のリスクを大幅に軽減することができます。一方に何かあっても、もう一方が経済的にも精神的にも支えることができるため、将来への不安が大きく和らぎます。
4. 健康維持による医療費削減
夫婦で生活することにより、規則正しい食生活を送りやすくなります。また、一人では見過ごしがちな体調の変化にも気づきやすくなり、早期発見・早期治療の機会が増加します。さらに、精神的な安定によりストレスが軽減され、これらすべてが健康寿命の延伸につながり、結果的に医療費の削減効果をもたらします。
5. 介護費用の軽減
将来的に介護が必要になった際も、軽度な介護であれば家族内で対応することが可能になります。これにより、高額な介護サービスの利用や施設入居の時期を遅らせることができ、介護保険の自己負担分も軽減できます。また、お互いに支え合うことで、介護に関する経済的な負担を大幅に削減することが期待できます。
このようにメリットは多くあり、生活費は夫婦で生活していくことでうまく節約できるようになります。無駄な浪費も減り、効率的に生活していくことができようになります。
生活費にゆとりを持つには
このように高齢期の生活費の不安を取り除くためには、気の合うパートナーを持ち一緒に生活していくことが大切です。生活費にゆとりができることで気持ちも余裕が生まれ、健康的な生活が営めるようになります。
さっそくシニア婚活を始めよう!
老後の生活費に不安を感じている方こそ、早めの婚活開始をお勧めします。茜会では、専門アドバイザーが生活についての不安を取り除くためにしっかりとアドバイスをしてくれますので、まずはお気軽に相談してみましょう